バッハ(1685-1750) ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ第3番ホ長調 BWV1016
バッハがライプツィヒで活躍する前の地ケーテンで、有名な無伴奏ヴァイオリンソナタやチェロソナタを作曲した1720年頃に書かれた。ドイツを生涯1度も離れることは無かったバッハだったが同世代の作曲家を尊敬し、研究し刺激を受けていた。この作品もイタリアで活躍していたコレッリのヴァイオリンソナタに影響されて作られた、教会ソナタである。本来はチェンバロ、ヴァイオリン、通奏低音(チェロ)で演奏される。
1楽章 Adagio 華やかで美しい和音の上でヴァイオリンがきらびやかな旋律を流れるように歌う。
2楽章 Allegro お互いの旋律を追いかけ合いながら進んで行く。
3楽章 Adagio ma non tanto サラバンドのリズムの上でヴァイオリンが3連譜の物哀しいメロディを奏でる。
4楽章 Allegro 3楽章と変わって明るく活気に満ちた楽章。
解説 蓑田真理
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バイオリニスト蓑田真理 Mari Minoda : 古典音楽から、新作初演までバロックバイオリンとモダンバイオリンを演奏する他ソロ、室内楽、オーケストラ等で幅広く活動中。国内外を行ったり来たり、ジャンルも行ったり来たり。2019年〜London →→2024年日本に完全帰国。主に東京、関西で活動中。 お問い合わせ MAIL:minoda.violin@gmail.com
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