刻々と状況は変化していく

英国に渡って約半年、こんなことをここに書くことになるととは。

例のウィルスで世界中が混乱している。中国に始まり(中国から発生したものでは無いという発言も聞こえますが)イタリア、ヨーロッパ全土に広がっている。

ここロンドンでも数か月前までは対岸の火事だったことが、もうそれでは済まされない事態になってきている。ボリス・ジョンソンは声明ではっきりと”愛する人たちを寿命に先立って失うことになる。”と宣言した。要は冬に起こりうるであろう第二次感染拡大を防ぐため国民で集団感染し抗体を作るという策(学校閉鎖やイベントを中止にしない)を明らかにした。その声明の影響か今日土曜日のスーパーマーケットでは物が無くなり人々がレジに並ぶという異様な現象が起きていた。

一方でドイツ、フランスEU 諸国は封じ込め作戦要はこれ以上の感染は防ぐ、例えば国境を閉鎖する、集会は行わない等、ここでもEUとEUを離脱した国との大きな政策の違いが明らかとなっている。この背景には各国の医療制度も関係しているように思う。イギリスではそもそも病気をすると盲腸の様な手術でも半年先以上待たなければいけないくらい病院に行くこと自体が大変だ。加えて日本と同じ島国なので国境を閉鎖するということになると。。。

この細菌のヨーロッパのピークは４－５月らしい。

しかしこれまでに阪神・淡路大震災、東日本大震災を経験してきたが、世界中がパニックに陥っている状況は初めてだ。

イギリスから出国出来なくなるのも時間の問題か。