19、20、21変奏 東京公演に向けて

第19変奏 (1段鍵盤)3/8拍子 可愛らしいメヌエット。音色もかわいらしくピッツカートで。 

第20変奏 (2段鍵盤)3/4拍子 超絶技巧な16分音符が多用されスピードが感じられる音楽。 

第21変奏 (1段鍵盤)4/4拍子 7度のカノン ト短調 ため息の休符で始まる切ない16分音符のメロディーがなんとも哀愁を誘う。


東京公演に向けて蓑田真理さんにお話を伺いました。 


中実穂:私のハマっていることを暴露されたので逆に蓑田さん最近がハマっているものは? 

みのださん: ‘よるべ’という荻窪の立ち飲み屋さんのシナモンサワーにはまっております。安く美味しく楽しくお酒を飲む事にハマっております。今回もそうですが毎回チラシのデザインや写真を撮って下さっている神宮仁さんがオーナーを務めてる下北沢の"Le Grand Ecart”も素敵な店です!皆さん一緒に行きましょう! 

中実穂:このまま話を聞いてるとお酒の話ししか出てこなそうなので..。本題に入ります。今回オールリピートで全曲演奏する事になりましたがその意図とか意味合いは何かあるのでしょうか?

 みのださん:バッハが繰り返し記号を表記している事と単純にこの大曲の時間軸を(お客様には苦痛かもしれませんが)体感してみたかったという好奇心の方が強いかもしれません。演奏して感じたことは繰り返すと1回目と2回目の弾き方も変わってくる訳でそういった事を踏まえると繰り返して演奏する意味はあるのではないでしょうか。って中さんも全部繰り返そう言うてましたやん。

中実穂:実際にオールリピートで演奏してどうですか? 

みのださん:えーと、こんなに精神的にも体力的にも大変だとは思いませんでした。というかある程度覚悟はしていたつもりですが後半らへんから頭が大変なことになってます。頭の奥がじんじんするような。しかし繰り返しを無しで演奏するのとは全然違います。どちらが良いとはいえませんが時間がかかる程お客様と共有できる空間、感覚も変わってくるように思います。 

 次回に続く・・・

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Violinist 蓑田真理 Official Web Site

バイオリニスト蓑田真理 Mari Minoda : 古典音楽から、新作初演までバロックバイオリンとモダンバイオリンを演奏する他ソロ、室内楽、オーケストラ等で幅広く活動中。国内外を行ったり来たり、ジャンルも行ったり来たり。2019年〜London →→2024年日本に完全帰国。主に東京、関西で活動中。  お問い合わせ MAIL:minoda.violin@gmail.com